Metaverse

メタバースとは?Web3を初心者にわかりやすく解説!

メタ男

そういや知り合いがさ、最近メタバースにハマってて話についていけないんだよね…。

メタ男も一緒にやってみたらいいじゃん。メタバース!

メタ子
メタ男

そうなんだけどさ、そもそもメタバースって何?って感じでまずはそこから理解していかないと…。


あなたの悩みにお答えします。

Bobo

ハローメタバース!どうもBoboです。

今回はメタバースについてご紹介!
メタバースについて知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

この記事のお役立ちポイント

  • メタバースに関する基本がわかる
  • メタバースの歴史を知れる
  • メタバースの特徴を知れる
  • メタバースの事例を知れる

この記事の信頼性

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メタバースとは?

利用者視点

メタバースは、インターネット上に構築されたバーチャル空間(3D空間・仮想空間)のことです。メタバースにアクセスすることで、様々なイベントを楽しむことができたり、アクセスしているユーザー同士でコミュニケーションすることができます。

一方、メタバースの定義はとても曖昧で、どこからどこまでがメタバースであるのかについて、日々議論が活性化されています。

業界視点

業界関係者の間では、メタバースの定義・解釈について日々様々な意見が飛び交っています。

ブロックチェーンに接続されているメタバースこそが真のメタバースだ!

ちがうよ!任天堂の「あつ森」や、Epic Gamesの「フォートナイト」だってメタバースに入るよ!

メタバースに対する解釈は実に様々!
本記事では、ただ純粋にメタバースのことを広く知ってもらいたいため、各界の様々な意見を紹介&広義的に解説していこうと思います。

意外と知らないメタバースという言葉のルーツ

メタバース(metaverse)という用語は、「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語のこと

1992年に発表されたサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』に登場する架空の仮想空間サービスの名称のこと

「メタバース」という名称を生み出した人物は、SF作家のニール・スティーヴンスン氏

最近使われるようになった「トレンドワード」だと思っている人がとても多いと思います。
実は、1992年に生み出された造語だったんですよ。
投資家がトレンドを作り出すために仕掛けた言葉でもありません。

メタバースの歴史

  • 1978年
    世界初のマルチプレイヤーゲーム「MUD1」が誕生しました。
  • 1982年
    デジタルリアリティを描いたSF映画「トロン」が公開されました。
  • 1984年
    数十億人規模のサイバーユーザーを想定し「サイバースペース」という言葉を広めた小説「ニューロマンサー」が出版されました。
    サイバーパンクの元祖と言われています。
  • 1992年
    作家のニール・スティーブンソンが小説『スノウ・クラッシュ』でMetaverse(メタバース)という言葉を生み出しました。
  • 1999年
    仮想現実の世界をクールに表現した映画「マトリックス」が公開されました。
  • 2003年
    セカンドライフという本格的なバーチャル空間が登場しました。
  • 2006年
    マルチプレイヤーゲーム「Roblox」のDAUが5500万人を突破しました。
  • 2018年
    本格的な仮想世界を表現した映画「レディ・プレイヤー・ワン」が公開されました。
  • 2021年
    FacebookがMetaに社名変更し、多額の資金を当時メタバースに舵を切りました。

マルチプレイヤーゲームが1978年に登場していたとは、本当に驚きです。

メタバースの特徴

複数の専門家によるメタバースの定義や考えをご紹介

メタバースに関する様々な考え方をインプットしよう!

Meta社のウェブサイトでは、メタバースを次のように定義

What Is the Metaverse?

The “metaverse” is a set of virtual spaces where you can create and explore with other people who aren’t in the same physical space as you. You’ll be able to hang out with friends, work, play, learn, shop, create and more. It’s not necessarily about spending more time online — it’s about making the time you do spend online more meaningful.

The metaverse isn’t a single product one company can build alone. Just like the internet, the metaverse exists whether Facebook is there or not. And it won’t be built overnight. Many of these products will only be fully realized in the next 10-15 years. While that’s frustrating for those of us eager to dive right in, it gives us time to ask the difficult questions about how they should be built.

Building the Metaverse Responsibly

DeepLによる機械翻訳

メタバースとは?
メタバース」とは、あなたと同じ物理的空間にいない他の人々と創造し、探索することができる一連の仮想空間のことです。友達と遊んだり、仕事をしたり、遊んだり、学んだり、買い物をしたり、創作したり、いろいろなことができるようになります。必ずしもオンラインで過ごす時間を増やすことではなく、オンラインで過ごす時間をより有意義なものにすることが重要なのです。

メタバースは、一企業が単独で構築できる単一の製品ではありません。インターネットがそうであるように、メタバースはFacebookがあろうとなかろうと存在します。そして、それは一夜にして構築されるものではありません。これらの製品の多くが完全に実現するのは、今後10~15年後です。それは、すぐにでも飛び込みたい私たちにとってはもどかしいことですが、どのように構築されるべきか、難しい質問をする時間を与えてくれるのです。

アメリカのベンチャー投資家「マシュー・ボール」が2020年に発表したメタバースの7つ必須条件

  1. 永続性がある:一時停止やリセットなどが存在しない
  2. ライブで同時多発性がある:実社会と同様のライブ感
  3. ユーザーの上限がない:同時接続性に限界がない
  4. 完全な経済性を持っている:その中で個人や企業が活動できる
  5. 実社会との垣根がない:実社会/サイバー、オープン/クローズ、プライベート/パブリックにまたがっている
  6. 相互運用性がある:プラットフォームの垣根がない
  7. あふれるコンテンツと体験:個人や企業などが大量のコンテンツや体験を提供することができる

メタバースプラットフォームRobloxのCEO・Dave Baszucki氏が考える8つのメタバースの要素

  1. アバターを通したアイデンティティ(Identity)
  2. 友達ができ、交流ができる(Friends)
  3. 没入体験ができる(Immersive)
  4. どこからでもログインでき、通信遅延も少ない(Low Friction)
  5. コンテンツの多様性(Variety)
  6. 瞬時にどこへでも行ける(Anywhere)
  7. 活発な経済(Economy)
  8. 文明のあるデジタル社会(Civility)

様々語られるメタバースの定義とは別に、参考までにバーチャルリアリティの定義についても触れておきます。

日本バーチャルリアリティ学会が2011年に発表したバーチャルリアリティを定義する要件

  • 人間にとって自然な 3 次元空間を構成(3 次元の空間性)
  • 人間がそのなかで環境との実時間の相互作用をしながら自由に行動できる(時間の相互作用性)
  • その環境と使用している人間とがシームレスになっていて環境に入り込んだ状態が作られている(自己投射性)
Bobo

事業家や専門家によって様々な見解があるメタバース。世界標準の定義はないものの、共通項もありますね。

メタバースのジャンル

現時点で認知されているメタバースのジャンル

  • ゲーム
  • 音楽・ライブ
  • ショッピング
  • イベント(個人・法人・行政)

などがあげられます。

今後、様々なジャンルのメタバースが登場することは容易に想像できますね。

メタバースの事例

ここでは、Web2で有名な企業が取り組んでいるメタバースの事例をご紹介します。

Meta(旧Facebook)の「Horizon Workrooms」

Meta社は、Oculus Quest 2で提供するプラットフォーム上で、「Horizon Workrooms」を公開しています。

「Horizon Workrooms」を利用することで、ユーザーが物理的にどこにいても、プラットフォーム上の同じバーチャルルームに集まって一緒に仕事をすることができます。Meta社が注力する新しいコラボレーション体験です。

Meta社の社員も「Horizon Workrooms」を利用していて、優れた働き方の1つとして評価しているとのこと。

Epic Gamesの「フォートナイト」

Epic Gamesが展開するバトルロワイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」は、プレイヤー同士がバトルすることに加え、バトル以外にも様々なプレイ要素が展開されていることから、ゲーム系のメタバースと呼ばれています。

2020年にはフォートナイト上で米津玄師氏がバーチャルライブを実施したりなど、プロモーションの手法も話題になりました。

米津さんからフォートナイトに登場したときはびっくりしたなぁ。(元プレイヤー)

Microsoft子会社Mojang Studiosの「マインクラフト」

世界中で人気のMinecraftは、コスチュームを楽しんだり、建物の建築や敵との戦闘、またプレイヤー同士でバトルしたりなど一見シンプルに見えてとても奥深く、自由度の高いゲームシステムとなっています。

一時期プロックチェーン技術を取り入れるといった噂もありましたが、公式が否定したことも話題になりましたね。

任天堂の「あつまれどうぶつの森」

愛くるしいアバターを着飾って、無人島で自由な生活を楽しめるNintendo Switchのゲームソフト「あつまれどうぶつの森」も、ゲーム系のメタバースであると言われていますね。

野菜を育てたり、家具を作ったり、釣りをしたりお金を稼いだり、さまざまなことができる「あつまれどうぶつの森」は、今後作られていくメタバースのベンチマークになることは間違いないのではないでしょうか。

Bobo

現在はまだゲーム系メタバースが目立っていますが、今後はビジネス系メタバース、音楽系メタバース、イベント系メタバースなど、総合エンターテイメントとしてのメタバースや特化型メタバースなんかも登場してくると思っています。

まとめ

Bobo

メタバースという言葉が注目されたことで、世界中のクリエイターがメタバースの未来を創造するようになりました。
世界中で楽しい世界が生み出されていくことを、心から楽しみにしています。

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Bobo

DXプロダクトマネージャー(toB)/Project SENSES Founder/Webメディア運営/YouTube運営/UE5でメタバース開発/ゲーム業界出身/ポケモンゲーム元アートD/NFTアーティスト&コレクター

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