「cluster」というワードを、ニュースで知った、同僚や友達から聞いた、もしくは子どもから知った、という方も多いのではないでしょうか?
clusterは、バーチャル空間でコミュニケーションを楽しめるサービスです。
そして今話題のメタバースに関連するサービスとしても注目を集めています。
ここでは、clusterでは具体的に何ができるのかをご紹介していきます。
プライベートで楽しむことも、企業として活用することもできます◎
clusterとは何か?
日本の法人、クラスター株式会社が運営するサービス「cluster」は、
- バーチャル空間のコミュニケーションができる(バーチャルSNS・ソーシャルVRなどと呼ばれる)
- スマホやPCのみで利用可能(もちろんVR機器でも)
- ワールドやイベントの制作も気軽にできる
- ユーザーは10代〜
このような特徴があります。
1つずつ見ていきます。
バーチャル空間のコミュニケーションプラットフォーム
clusterは、バーチャルSNSやソーシャルVRなどと呼ばれる、3D空間のコミュニケーションプラットフォームです。
バーチャル空間で、時にはゲームをしたり、時には草原で乗馬をしたり、時にはカフェでまったりしながら、友達とボイスチャット機能を使っておしゃべりすることができます。
「同じ空間を共有しながらコミュニケーションがとれる」というのが、バーチャルSNS(ソーシャルVR)の最大の魅力ですね!
スマホのみで利用可能
clusterは、スマホのみで利用可能な点が、大きな特徴です。
👉【体験レポ】スマホ1つでできるメタバース「cluster」やってみた
3Dのオンラインゲームはスペックの高いゲーム用PCが必要なことが多いですが、clusterは普段から使っているスマホやPCで利用可能です(VR機器でもアクセス可)
同じバーチャルSNS(ソーシャルVR)で有名な「VRChat」は、VR機器またはPCからのアクセスのみです。
誰でもバーチャル空間を作れる
誰でもバーチャル空間を作れるという点も、clusterの大きな特徴です。
clusterのCEO加藤直人氏は、3Dのバーチャル空間を作るクリエイターをとても重要視しており、簡単にcluster上にバーチャル空間を作れるように環境を整えられています。
cluster上にはすでに、ユーザーが作ったバーチャル空間(ワールド)が何種類も存在しており、ユーザー主導でclusterというプラットフォームが盛り上がっているように感じます!
ユーザー年齢は10代〜
clusterのユーザーは若く、10代も多く利用しているそうです。(こちらの記事を参考:https://logmi.jp/tech/articles/325558)
今の小学生・中学生には、ゲームをしながら友達としゃべるということが、当たり前のコミュニケーション手段になってきています。
clusterも、ボイスチャット機能があるので「同じことを体験しながらおしゃべり」ができます。
またclusterはスマホやパソコン1つで手軽に始められることからも、10代の子ども達から人気になっている理由が分かりますね。
それでは、clusterで具体的にどんなことができるのか見ていきましょう!
clusterでできること5つ
clusterでできることは、大きく以下の5つです。
- ワールドで遊ぶ
- ワールドを作る
- イベントに参加する
- イベントを開催する
- 友達をつくる
ワールドで遊ぶ
cluster上には、「ワールド」と呼ばれる空間がいくつも存在します。
clusterで遊ぶ、ということは、どれかのワールドの中で遊ぶ、ということになります。
ワールドの種類は無限大です。クリエイターの数だけ、ワールドがあります。
例えば、バーやカフェで友達とおしゃべりする、遊園地のアトラクションで楽しむ、ビーチでゆっくりする、海外に観光に行く、クラブで踊る、脱出ゲームで遊ぶ、などなど。
楽しみ方は人それぞれ。
一人で、素敵な空間の中でぼーっとすることもできますし、友達と交流を楽しむこともできます。
◆ワールドの一覧:https://cluster.mu/w
ワールドを作る
clusterのワールドは誰でも作ることができます。
clusterは、誰でも気軽にワールドやイベントを作成することができるよう、「Cluster Creator Kit」という開発キットを公開しています。
以下のようなクリエイターガイドやドキュメントを公開しており、クリエイターサポートもとても充実しています。
◆クリエイターガイド:https://creator.cluster.mu/
◆Cluster Creator Kit ドキュメント:https://clustervr.gitbook.io/creatorkit/
イベントに参加する
clusterでは定期的にイベントを開催しています。
過去には、clusterの代表的なワールド「バーチャル渋谷」で行われた「ハロウィーンフェス」や、ポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェスト」などが開催されています。
また、clusterは誰でもバーチャル空間の制作ができるような環境づくりに注力しているため、企業や個人がさまざまなイベントを作成・公開しています。
◆イベントの一覧:https://cluster.mu/e?page=1
イベントを開催する
clusterは、大人数の同時接続が可能で、参加人数が500人までの大規模イベントを開催することができます。(参考:https://clusterhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/360044885372)
企業の就活イベントや、学会、展示会などあらゆるイベントに活用することができます。
すでに三菱UFJ信託銀行がコロナ渦の人材採用において実施した、clusterのバーチャル空間で行う就活生と社員の座談会のような活用例もあります。
友達をつくる
clusterは、コミュニケーションのプラットフォームであるため、clusterユーザーと友達になることができます。
一般的なコミュニケーションツールやSNSのようにメッセージを送ることはもちろん、同じワールドに入ってボイスチャットで会話することもできます。
「同じ体験しながら会話ができる」というのが、バーチャルSNS(ソーシャルVR)の最大の特徴です。
VR機器を活用しているclusterユーザーは、より「そこにいる」ように感じるため、本当に会っているかのようにコミュニケーションをとることができます。
clusterで代表的なワールド・イベント
clusterで代表的なワールドやイベントを紹介します。
バーチャル渋谷
「バーチャル渋谷」は、KDDIが主軸となって進めている、渋谷区公認のプラットフォームです。
エリアを拡大して「バーチャル原宿」もできています。
▼バーチャル渋谷体験ビデオ
バーチャル渋谷公式:https://vcity.au5g.jp/shibuya
バーチャル大阪


(両手上げながらスクショができないから、一回画面録画したよ・・・!^^;)
バーチャル大阪は、大阪市が作成したバーチャル空間です。これからコンテンツが増えていくと期待されます。
メタバース鳴門美術館
「メタバース鳴門美術館」は、日本初で日本唯一のNFT美術館であるNFT鳴門美術館のメタバース版です。
アバターマーケット
アバターマーケットは、clusterで定期的に開催されているイベントです。
クリエイターが自分が作成したアバターを出品することができ、買ったアバターはその場で着替えることができます。
clusterの始め方
clusterを始める方法はとても簡単です。
- 使用するデバイスを用意する(スマホ、PC、VR機器 ※対応機種)
- アプリをダウンロードする
- 名前・写真などの設定
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
👉【体験レポ】スマホ1つでできるメタバース「cluster」やってみた
まとめ
バーチャルSNS・ソーシャルVRと呼ばれる「cluster」について解説してきました。
ワールド作成のハードルを下げ、誰でも自由に作れるというところが clusterの無限の可能性を感じるところだなと思っています!
これから企業の参入がもっともっと増えれば、新たな活用方法がどんどん生まれそうです。
今後も注目していきたいサービスですね!
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